国道171号線沿い牧落西交差点すぐの夜に煌々と白い看板の目立つ外観で、厨房を囲むL字型カウンターとテーブルが2卓のこぢんまりした内装。夜も遅いというのにほぼ満席で従業員も5人と多い、フレッシュで賑やかなお店。台湾ラーメン(600円)はぽってりとした丼に入り、鶏ガラメインに豚骨と野菜、昆布にイカなどの旨味を加えた透き通った茶褐色スープで、スッキリとしているが旨味と鷹の爪の僅かなピリ辛感が絶妙のバランス。表面をうっすらと覆うミンチ油のおかげでいつまでも冷めにくい。細丸ストレート麺はツルツルと喉越しがいいのに噛めばもっちりとした弾力があり不思議だが、やや麺自体の旨味は浅い。豚ミンチをネギと一緒に煮含めて旨味が充分に引き出され、味付けも濃いめでスープに負けていない。表面いっぱいのニラも少しのニンニクで炒めてあるので香ばしさが持続して旨い。麺がやや弱いものの、スープの絶妙な甘辛いバランスと変化を交互に与えるミンチはなかなか飽きさせない組み立て。やや化調がキツいが、深夜に食べたくなるジャンキーフードとして人気があるのは納得出来る。