呼び込みの声が響く雑然とした繁華街のど真ん中にかなり地味に在るひっそりとしたモダンな店構えで、高めのカウンター14席のみで殆ど中国人の店員同士が何やら母国語で話しながら近隣の出前に出掛けていた。塩ラーメン(500円)は豚骨鶏ガラの白湯スープで、昔流行った「中華三昧」に似た感じの非常に懐かしいディープな味わいで意外と好み。中細ストレート麺はプリプリとした多加水麺で、旨味は弱いものの臭みもなくコシも強い。モモチャーシューは八角を使った本場中国風の煮豚で、よく味が染み込んでいるのでパサつき感は無い。最初から紅ショウガが入るのがちょっと残念だが、煎った白ゴマの風味も悪くない。思ったほどヘビーでも無くリーズナブルだし小腹を収めるには丁度良く、空腹派には豊富でヘビーな丼陣がいるので融通が利く。明け方まで開いてて場所も便利だし既に界隈では老舗のお店。