四川3訪目。これだけ幾つも試さずにはおれないメニューを持つ店は滅多にない。以前から決めていた「カレー坦々麺/超辛口」を。待つこと数分、目の前に現れたそれは、一見ノーマル坦々麺と同じ色合いながらも質感においてややライト。口にすれば、分厚いボディの濃厚なノーマル坦々麺と比して「シャープな斬れ味」。カレーならではのスパイス・エッジと香りがが鋭く立ちあがる。坦々麺とカレーというちょっとめずらしいマッチングの見事な成功。ホンモノの持つ充実感。確かな「技術」と「美意識」のあるところにはどのメニューであっても唸らせる様な凄みがあるだろうとの期待を裏切らぬ充分な手応えであった。