上新庄駅から内環状線に抜けたすぐの道路沿いにある白いマンションの1階に入ったシンプルな外観で、カウンター6席テーブル3卓の昔ながらの典型的な中華食堂風の店内。担々麺(680円)は鶏ガラをメインに鰹や昆布を利かせた優しい味をベースに自家製胡麻ダレでまとめた茶濁色のスープで、ラー油辛さは一切無く胡麻の円やかな甘味が舌に優しい。中細ストレート卵麺は加水率高めのプリプリした麺で、やや柔らかめだがこの優しいスープにとてもよく合っている。豚ミンチは味噌味が染みてスープに旨味が溶け出し、脂っこさが無く味付けも適度なので肉本来の味が楽しめる。青梗菜やモヤシはスープが辛くない分やや水っぽくなり過ぎるのが惜しい。ワカメのトッピングも変わっている。ご夫婦2人だけなのでランチ時は戦場のようだが、接客も気持ち良く地元に愛された欠かせない存在だ。