本年322杯目。君津駅からコミュニティーバスで南子安小前下車が便利。それにしても、君津の人たちは人懐っこくていい人が多い。バスの運転手も高校生も優しくて、可愛くて、暖かい。食べる前に大変気分が良くなりました。さて、開店直後に訪問。初訪でしたので、もちろん代表メニューの「うさぎ」をオーダーしました。うさぎは知る人ぞ知る、ダシと麺だけのラーメンに、塩や具をカスタマイズし、味の変化を楽しむメニュー。危険なラーメンと店側が謳っているとおり、食べ手の味覚が試されるスリリングな1杯でした。面白かったのは、少し塩を入れただけでスープのダシが活性化すること。まるで起爆スイッチを押したかのように、ダシに仕込まれてあった素材の持ち味に花が咲くのだ。もちろん、麺などのレベルも高く、中細のストレート麺は、スープの和のテイストを相乗効果的に引き出す触媒機能をつつがなく果たしていた。これを房総ラーメン全盛の地、君津で出すこと自体、既存の枠への挑戦という気がしてならない。具のレベルも高く、締めのお茶漬けもしみじみ美味い。完食。この店、規格外のスケールを持っています。1度は訪問する価値、あると思いますよ。ごちそうさまでした。