道頓堀から千日前筋に降りてすぐの繁華街激戦区にあり入口に食券機、L字型カウンター10席の昭和30年代を意識したレトロな店内。昼は大盛もライスも無料サービス。塩ラーメン700円は、豚骨より鶏ガラを前面に出したレモン色濁色のスープで表面を鶏油が薄く覆い、無化調でアッサリながらも風味を加え保温の役目も持つ。細ストレート麺はツルリとして柔らかめに茹でられ、やや麺自体の旨味が浅く獣臭がある。鹿児島黒豚チャーシューはスライサーで薄く切られ、豚の質がいいので赤身だがパサパサしない。タップリの青葱のおかげでしつこさも洗われ、卓上のスリゴマを加えると香ばしさが合う。接客もよく、界隈に同業者が多い激戦地だが流行っている。近々また宗右衛門町店も復活するらしく、店内に貼り紙があった。