11:35にシャッターで初訪。後客2。しおらーめんを戴く。スープは澄んだ黄色がかった色合いで、油は控えめであっさりとした口当たりだ。ベースの出汁は魚介節系ではなく動物系、とりわけ鶏を感じるが、濃厚な旨味というよりは繊細かつ上品な滋味といった感じで、やや強めに出た塩ダレの前では鶏の旨味が充分に伝わってこないのが残念だ。一方麺は軽く縮れたストレート中細麺。スープの持ち上げは良いが、茹で上げが柔らかく食感は乏しい。珍しいのはチャーシューの代わりに鶏の手羽先がトッピングされていることだが、よく煮込まれ柔らかな食感に、味付けも薄味で意外と

にマッチしている。塩一本で勝負する店主の潔さと心意気は高く評価したいが、個々のパーツにはこだわりや工夫を感じるも、

としての出来映えというか完成度については今ひとつな感じのする一杯だ。