1日12:05に初訪。前客0後客5。基本の「しょうゆ」と白醤油使用の「しろ」を戴く。まず「しょうゆ」だが、スープは油膜が覆う澄んだ濃い醤油色。口当たりはオイリーで熱々。風味豊かな醤油の香ばしい味わいが身上で、ここでは出汁の旨味は醤油を引き立てる脇役に過ぎないかのような、醤油醤油した味わいだ。焦がし葱も醤油の香ばしさを引き立てるのに一役買っている感じだ。一方「しろ」はスープが油膜の覆う濁った薄茶色。こちらもオイリーな口当たりで熱々。白醤油は風味より円やかな甘みのある旨味、醤油というより塩味に近いテイストで、動物系主体のしっかりとした出汁の旨味に見事にバランスし、更に焦がし葱の香ばしも加わり、味わい深いスープに仕上がっている。そして、これらのスープに泳ぐ麺は軽く縮れた中細麺。柔らかめだがモチっとした食感で麺自体はそれ程悪くないが、特に「しろ」には合っておらずスープを受け止めるには役不足な感じだ。どちらもハイレベルな出来映えなのだが、昼時にも拘わらず、空いているのは何故だろうか?いずれにせよ、空いていても列ばずとも旨い
であることは確かなお勧めの一杯だ。