田丸

学芸大学で営業してた時期に何度か訪問したが、味のことよりチャーシューメンだけが何故か丼でなくカレー皿のような器で提供されるのが印象に残るお店で、目黒に戻ってからは初訪。12:27着、先客10後客3。ラーメンをキャベツ増しで戴く。スープは澄んだ淡い醤油色。醤油ダレと出汁を合わせ寸胴で煮込んで仕上げたスープは、豚のコクある旨味と野菜の甘みに醤油ダレの酸味と塩気がストレートに出た、何処か懐かしさを覚えるじんわりと後引く味わいだ。一方麺は縮れた中太麺。もっちりとした饂飩のような食感でスープに良く絡み、このスープにマッチしている感じだが、ただヘタるのが早いので麺硬めのオーダーが良さそうだ。具はチャーシューが三枚、メンマ、刻みネギ、そしてスープで煮込まれしっかりと火が通り柔らかな食感のキャベツが山のように盛られており、スープと一緒に食べるキャベツの味わいが格別なうえスープの旨味も増す感じだ。今流行りのにはない何処か郷愁を誘う味わいの一杯であった。