11日分。11:30開店と同時にシャッター初訪。後客6。ご主人は元仏料理のシェフらしく、メニューも洋食を取り入れたものが多いのが特徴で、中でも「麻醤麺」が名物らしく、後から来た客は皆、「麻醤麺」をオーダーしているが、やはりここは1997年創業当初からの味で秘伝醤油使用と説明のある「醤油らーめん」を戴く。スープは背脂が一面を覆う澄んだ醤油色。動物系の旨味に加え野菜のエキスも良く出ており、昔懐かしい味わいというより洋風チックな味わいに感じられるが、香ばしい醤油風味と甘味の効いた醤油ダレに背脂も手伝い、割と濃厚で力強いスープに仕上がっている。一方麺は縮れた中太平麺。スープと良く絡み、適度な茹で加減のぷりぷりっとした食感は秀逸で、存在感も十分。このスープにも合った麺だ。具はチャーシュー、味玉、メンマ、海苔、刻みネギだが、チャーシューと味玉はサイズ・テイスト共にチープなのが残念だ。「麻醤麺」に隠れ目立たない「醤油らーめん」であるが、あっさり派には背脂抜きがあればと思うものの、創業当初からのメニューだけのことはある、まずまずの一杯であった。