麺や 多久味

11:31初訪。先客8後客17。メニュー先頭にあり石神本でもオススメの「かつお香味」を戴く。スープは茶濁しており油が多くて熱々な多少オイリーな口当たりだ。肝心の鰹香味出しは出汁からでなく節粉投入によるが、その為か鰹は香っておらず、あくまで動物系がメインの味わいの中に鰹の旨味を感じる、そんな程度で、鰹を謳うスープとしては物足りなさは否めない。更に風味が弱い割には塩気が強いカエシが合わさっており、イメージしてたような鰹と醤油の香りが折り重なって引き立つ味わいでなく期待外れ。全体的に味にハリがなくぼやけた残念な仕上がりとなっている。一方麺はストレート中細麺。スープとの絡みは悪くないが、茹で上げが柔らかな為か歯応えが乏しく、こちらはスープ以上に残念な仕上がりだ。具は叉焼、極太メンマ、茹でもやし、刻み万能ネギで、叉焼は摘むとホロリと崩れる柔らかさだ。もやしはシャキシャキしてるが、無くてもよいレベルだ。以前より石神本の常連店として掲載されてるが、自分にはオススメの訳が解らない、そんな一杯であった。やはりここは「塩つけ麺」なのかもしれない。