11:30シャッターポール初訪。後客6。「醤油らーめん」と「浅草ブラック」を戴く。まず醤油から。スープはうっすら油膜が張る澄んだ醤油色。鶏ガラベースに魚介系を合わせた出汁に、甘みのある醤油ダレが控えめに漂い、出汁感とのバランスが取れた仕上がりなのだが、出汁もタレも薄めな為旨味感が希薄で物足りなさを感じてしまう。次にブラック。メニュー名通りかなり真っ黒!なスープで、こちらも表面をうっすらと油膜が張っている。ただ見た目とは裏腹に醤油ダレは塩気もほどほどに円やかな仕上がりで、独特の醤油風味がクセになる味わいとなっているのだが、もう少し醤油ダレに負けない出汁感が欲しいところだ。どちらの
も出汁の旨味がしっかり伝わってこないところが惜しまれる。一方麺はどちらも縮れ捻れた平打ち中太麺で、佐野や喜多方で見かけるタイプ。口の中でピロピロと踊る食感が楽しめスープと良く絡む。具は叉焼、メンマ、ナルト、ほうれん草、白髪ネギで、ブラックには更にカイワレが載るが、叉焼は箸で摘むとホロリと崩れる柔らかさだ。「きび」が手掛けてる割には、どちらも無難にまとまっているものの余り惹きを感じなかった残念な一杯であった。