らーめん 太陽堂

石神本で殿堂入りのこちらに11:20初訪。先客0後客3。醤油と塩らーめんを戴く。スープはどちらも見た目、茶渇色に濁り表面を覆う油膜で熱々だが、粘度はそれ程でもなくサラリとしている。動物系と魚介系がバランスした濃厚な出汁で、醤油も塩ダレも出汁に負けじとしっかりと合わさっているが、油分が強く旨味のダイレクト感にいまひとつ欠ける印象を受ける。特に塩はバジル?など香草の入った香味油が自己主張しており、微妙にイタリアンテースト。クセがあるので無難に食すなら醤油だろう。どちらもコッテリな部類に入るが、しつこさはさほど気にならないし後味もスッキリとしている。一方麺はほぼストレート中細麺。歯応えのしっかりした軽いモチモチ感でスープの持ち上げは悪くないがスープとの一体感はいまひとつな感じだ。具は叉焼、メンマ、ナルト、海苔、刻みネギで、叉焼は適度にサシが入り摘むとホロリと崩れる柔らかさだ。丁寧な仕事ぶりが伺え好感は持てるが、どことなくオリエンタルなクセのある味わいを感じる、好みが分かれそうな個性的な一杯であった。この後は高円寺の新店「あかこっこ」にlet's go!