弘前軒

1900時、虫の声、名月の中、2回目の訪問。特製つけめんに煮玉子をいだだいた。直径15センチを越す大きな器にナミナミと濃い琥珀色のつけ汁が注がれて出てきた。つけ汁は低粘度サラサラで角の残る醤油ダレを煮干しダシが下支えしている感じだ。オイリー感は全くない。中にはスライス叉焼が沈められている。今日の中丸太麺はピシッと絞められて先般のヤワ感なく、味も旨い。スルスルといただける。トッピには地鶏と豚肩ロースの叉焼。固すぎず、柔らかすぎずで強めの味付け。箸休めとして個別に味わう様にできているらしい。別皿で提供されるがこれは正解。デフオの麺量300gをさらりといただけた。タプタプのこのつけ汁にもスープ割がある。熱々のスープが注ぎたされると目を剥いた大形の煮干しのダシが醤油ダレを掻き分けて、エグミとともに前面に登場。好みの差の出るところではあろうが、この野趣溢れる変化は小生的には好きだ。スープ割と言えどかなりの量たが完飲完食。ご馳走様でした。