佐野実のセカンドブランド2号店のこちらに10:00初訪。先客0後客7。醤油らぁ麺と塩らぁ麺を戴く。スープは澄んだ醤油色と琥珀色で多めに鶏油が浮き、見た目結構オイリーな印象だが、全然もたれる感じはない。青森岩手県産赤鶏のガラで取ったという出汁は鶏の旨味がしっかり味わえ、醤油は香り立つ醤油香味が、塩は塩気はやや強めだが焦がし葱の香ばしさが、それぞれ味わいのポイントになっており、割とじんわり感のある奥深い味わいに仕上がっている。一方麺は全粒紛入り?のほぼストレート中細麺。滑らかな啜り心地でスープをよく持ち上げてくれるが、茹で上げが柔らかめで歯応えに乏しく、レトルト麺っぽさがあり、いまひとつだ。具は醤油がバラロール叉焼、メンマ、海苔、刻み万能葱で、塩は海苔の代わりにワカメ、刻み万能葱の代わりに焦がし葱と白葱の微塵切りとなっており、叉焼は柔らかな肉の旨味を味わえるが脂身が多く苦手な煮豚タイプだ。麺はちょっと論外であったが、スープの出来は「支那そばや」の味わいに近いところまで仕上げてきており、フードコートということを考えればまずまずの一杯だろう。