西横浜「一酵や」からの連食で、こちらに12:50初訪。ラッキーなことに到着と同時に開店。先客0後客8。「じらい屋らぁめん」と「とりたま」を葫抜きで戴く。スープは富山ブラックならぬ武蔵小山ブラックで透明度は低いが澄んでおり、鶏や豚と野菜からなる出汁に、醤油がクッキリと立っているが、見た目と違い全然しょっぱく無く実にいい塩梅で、醤油のキレがありながらコクと旨味がじんわりと沁み入る、味わう程に円やかになっていく印象で、後引くクセになる味わいに仕上がっている。一方麺は縮れ中太麺。ゴワゴワして弾力はあるがモチッとした弾力とは違うプチンと切れる噛み応えの存在感ある麺で、醤油スープをしっかり受け止めてくれる。具は鶏肉のそぼろと玉葱を炒めた「とりたま」に、バラロール叉焼、メンマ、カイワレ、葱の微塵切りひと山。叉焼は肉厚で適度に歯応えがあり肉肉しい旨味が味わえるが脂身が多くちょっと苦手なタイプだ。「とりたま」は鶏の旨味と玉葱の甘みがキレのあるスープの深みを増してくれ、玉葱のシャキシャキ感もナイスアクセントだ。営業時間が不確定なところが玉に瑕だが、一度や二度フラれてもメゲずに訪問する価値大の、自信を持ってオススメする一杯だ。