11:02初訪。先客4後客25。鐙らぁめんを太麺で、えび塩らぁめんを細麺で戴く。鐙は茶濁してるが粘度は殆ど無くサラリとした口当たりのスープで、豚骨ベースに鯛の焼干しを合わせたという出汁は、鯛かどうかは判らなかったが動物より魚介寄りの出汁で、控え目にカエシが合わさり、アッサリとした穏やかな和風の味わいに仕上がっている。後半、柚子皮の清涼感がナイスアクセントになっている。一方麺はストレート中太。モッチリしてスープをしっかり受け止めている。えび塩の方は濁った黄金色のスープでこちらも粘度は殆ど無く、ベースの鶏白湯に海老を合わせという出汁は、海老の風味は仄かな海老より鶏寄りのアッサリ出汁で、優しく塩ダレが合わさるが、胡麻と柚子の風味が主張し過ぎており出汁感が余り伝わってこない。一方こちらの麺は軽く縮れた中細。スープの持ち上げはまずまずだが、明らかに茹で過ぎと分かる歯応えの乏しい残念な仕上がりだ。具は肩ロース叉焼、メンマ、ほうれん草、白髪葱、海苔、刻み九条葱、柚子皮で、えび塩は海苔に代わり、とろろ昆布と白胡麻が乗るが、叉焼は柔らかな肉の旨味が味わえる。どちらも魚介素材を特徴としながら、味わいを活かしきれていない中途半端さが残念だが、仕上がりとしてはまずまずの無難にまとまった一杯であった。