初渡辺。
運ばれてきた丼からは濃密な煮干しの芳香。
一口啜れば動物系の出汁と相まって豊かな旨味を感じます。
やや黒みがかった平打ち太麺は硬めの食感で、ボコボコとした縮れが強いインパクトを与えます。
このスープと麺の組み合わせはいわゆる「鈴木そば系」。
あるいは今は「ケンチャン系」といった方が通用するでしょうか。
バラチャーシューが柔らかい反面旨味が抜け気味な点や、女性店員さんのオペレーションが不安定な点など、気になるところはあるものの、このスープと麺が提供されているということだけで★★★を喜んで提供したい気分。
奥羽山脈を乗り越えて、ついに太平洋側にこの味がやってきたことにただただ感謝です。