人形町大勝軒系の最新店にして本家筋?の「よし町」を食べて感動したのはもう一年以上前。恥ずかしながら同系統を一軒も食べた事が無かったので、こんなに経ってしまったが食べていく事に。
系譜を調べると結構ややこしいのだが、こちらが現存最古参のお店のはず。
入ってみると古びた所はなく現役バリバリで近隣で働く方の昼食を担っているような雰囲気で、大正3年オープンとは思いもよらない人も多そう。
ワンタンメンを注文。当然わかっていたがよし町とは全然違う。
オールドタイプの典型例に近いざっけない動物と野菜の出汁にタレが立って、本来はエッジ感が出たスープな気がするが、そこに旨味が乗ってきて滑らかな性質が同居している。麺は無難な選択。予想してたよりも太めだった。
脂の非常に少ないチャーシューは香りにはやや癖があるが食感が心地好い。これ系を「固い」で一蹴する人とは肉に関して話は合わなさそう。ワンタンはややチープだが問題ない。
本来はメニュー全体なら純レバ丼が、麺ならば酸辣麺が名物なよう。しっかりお客さんを掴んでいる良店だった。