10:45初訪。後客22。ガツンと煮干しが効いた数量限定とある「中華そば」を戴く。スープは茶濁し表面をうっすら油膜が張り熱々だが、サラリとしてアッサリな飲み口。土日祝日は終日、豚骨と魚介の出汁とあるが、こちらは豚骨というより鶏と魚介に感じるが、その鶏もあくまで脇役に徹しており、魚介それも煮干しというよりは鰹など節系主体の味わいが支配的な出汁となっており、カエシの塩分とも相まって塩辛さが多少気になるものの、節とカエシの風味が折り重なった惹きのある旨味が味わえ、時折香る柚子がスープのナイスアクセントになっており後口もスッキリとした仕上がりだ。一方麺は自家製で幅広の縮れ平打ち太麺。程よく芯を残す茹で加減のモチピロな食感が楽しめる個性豊かな麺で、スープとの絡みもよく相性も申し分ない。具はバラ叉焼、メンマ、ナルト、刻み葱で、叉焼は肉厚だが柔らかく味は悪くないが、脂身が多く個人的にはいまひとつだ。「つけめん」中心で、脇に寄せられた感じの中華そばだが、侮る事なかれ、煮干しがガツンではなかったが、それでも個人的には「つけめん」より好みに仕上がっており、派にはオススメしたい一杯だ。