2月19日分。長後「鐙壱番」からの連食で「そよ風」になる前の「ブリーズ」に12:55初訪。先客0後客3。「醤油らーめん」と「塩らーめん」を戴く。スープは醤油が富山ブラックのような濃い醤油色に、塩が琥珀色にそれぞれ澄んでいるが、醤油は独特の醤油香味と焦がし葱の香ばしさが、塩は焦がし葱の香ばしさが、それぞれ味の主役で、肝心の天然素材にこだわったという出汁感はどちらも希薄で、何とも薄っぺらな味わいだ。一方麺はストレート細麺。茹で上げが柔らかく歯応えは乏しいが、啜り心地と喉越し、更にスープの持ち上げは良好だ。具は豚の角煮、ほうれん草、海苔、焦がし葱で、角煮は柔らかくオススメの柚子胡椒が良く合う。「美味しくなければ天然素材も無化調も無意味」だと常々思っているが、まさにその見本のような残念な一杯であった。