2年前に訪問した「HANABI」の2号店のこちらに11:30初訪。先客5後客9。つけ麺がメインの店だがハナから狙いであっさり系の「とりそば」+ちょい盛り40g(無料)を戴く。スープは澄んだ醤油色。国産熟成鶏のみを長時間煮込んだ出汁に、カエシがバランスよく合わさり、アッサリとしながらも鶏の凝縮感溢れる旨味と風味豊かな醤油香味の相まった奥深い滋味がジワジワっと伝わってくる白河チックなスープに仕上がっている。一方麺は国産の小麦粉をブレンドしたという自家製の断面が四角いストレート中細麺。しなやかでハリがありプリプリとした弾力のある噛み応えと、滑らかな喉越しが楽しめるが、いまひとつなスープの持ち上げが惜しまれる。具はバラ叉焼、極太メンマ、小松菜、海苔、多めの刻み葱。叉焼は大判な上に極厚な煮豚で肉の旨味はいまひとつだが、箸で持ち上げるとホロリと崩れるくらい柔らかな仕上がりだ。当たり前かもしれないが総じて「HANABI」で昼限定で提供の「昔ながらのあっさりらーめん」に近い味わいで、アッサリでじんわりなが好みなら必食の一杯だ。