煮干しそば 虎愼

昨年11月23日分。京王堀之内にある既訪の『煮干しそば虎空』の姉妹店となるこちらの新店に11:15初訪。後客7。券売機先頭左端の「煮干しそば」を戴く。スープは虎空の煮干しそばと違って薄茶濁しておりトロリとしてクリーミー。虎空の豚煮干しに対しこちらは鶏白湯と煮干しを合わせた出汁で、ファーストインパクトは鶏のキレイな旨味が、その後エグミが出るか出ないかのギリギリのところでガツンと煮干しが追いかけてくる感じのする、実に巧みなニボニボ感を出しており、虎空同様煮干し好きなら堪らないニボパワー炸裂の仕上がりだ。一方麺は断面が四角いストレートの細麺。虎空と恐らく同じ麺だと思うが、低加水でサクサクした食感は、煮干しスープが絡むと何処となく「伊藤」を彷彿とさせるものだ。具はバラロール叉焼、メンマ、カイワレ、刻み葱。叉焼はバラロールだが脂身が少なく柔らかでまずまずな仕上がりだ。 カイワレは食べ難くかっ たが、スープのアクセントとしては玉葱の微塵切りとかの方が合ってそうだ。駅から遠く立地としては良いとは言えないが、この味と仕上がりで頑張って欲しいと思える自分好みの一杯であった。この後は三軒茶屋の新店、瀧井へ。