'12/05訪問
山形ラーメン文化を支える蕎麦屋中華。雰囲気は蕎麦屋らしく落ち着いた和風。丹精こめた坪庭も綺麗。看板はしょうゆ。大盛210円増とやや高め。蕎麦屋の大盛は原価率の高い蕎麦に引きずられ中華は割高。
ラーメンが届いた瞬間フワッと素敵な海の香り。磯の様などぎつさでなく、魚の生臭さでなく、「海」としかいいようのない柔らかい香り。これが飛び魚の香りかそれとも吟味した醤油とのコラボの成果か分からぬがのっけからかなり攻め込まれた。アゴだしは少なからず食べた筈だがこのスープはありふれたようで中々楽しい。あっさりで際限なく飲み干したい。
麺は細縮れ自家製麺。米沢ラーメンにも近いが縮れは米沢より控え目、歯応えもありスルスル行きながら食感も良い。具材はチャーシュー2枚・メンマ・ナルト・海苔・刻み葱。最近のチャーシューは柔らかトロトロ系が主流だがこれは頑固に結構しっかりしてる。それにやや厚めで歯応え十分にしっかり「肉」の味わいがある良品。
山形の蕎麦屋中華はどこもうまいがこれは頭ひとつ抜けてる。飽くまで蕎麦屋と油断してたが望外に美味い中華を嗜む事ができ今日1日がとても愉快になる。
メニューは他に塩・みそ・もやし・げそ天入・チャーシュー・塩五目・冷し・ざる・鴨・鴨せいろと盛り沢山、次の楽しみが膨らむ。