なかなか来れなかった宿題店のこちらへ初訪問。チャーシューメンをオーダー。麺。極太から細まで、不揃いな太さが入り乱れる麺は自家製手打ち。様々な食感や縮れ具合がランダムに現れ、ここまで驚いたことはない。太いものは、お切り込みうどんのような歯ごたえだし、細いものは柔らかく、麺全体が踊るようだ。スープはほとんど油は浮かせず、あっさり、さっぱりしたもの。しかし、薄さはなく、昆布もしっかり感じる醤油味だ。レンゲは付いていないので、スープは直接どんぶりから飲むが、このスープはそれが良いだろう。
具のメインとなるチャーシューは5枚。縁が桜色に染まるもも肉だ。このチャーシューの美味しさにも驚かされる。他にはワカメ、海苔、なると。
見た目から昭和の中華そばだが、かえって新鮮に映る。
こちらの店の外観ははのれんがなければ一般の民家にしか見えない。店内は昭和そのもの。テーブルや椅子も古く、レトロ感いっぱいだ。この中華そばを作っている店主さんは高齢の女性だが、調理師免許を取得したのは42年も前。正に穴場的な存在のお店だが、食べることができて本当に良かった!
松屋 美味い