「確か麺が旨かった・・」という2年程前のおぼろげな記憶を頼りに再訪。・・鶏べースに鰹の控え目なアクセントが心地良い「中華そば」のスープは、やや甘めの醤油ダレで、一口・二口目では充分に「旨いラーメン」を予感させる。続いてズルリと啜った自慢の自家製麺は中太程のストレートで、プリプリッとした歯応えと小麦の香りが特徴的である。久しぶりの旨い麺との出会いで嬉しくなり、「記憶」は確かであった。・・・とかくスープが凝視されがちな今どきのラーメンであるが、完全に「麺=主役。スープ・具=脇役。」の構成であり、近頃希少な一杯である。しかし、「無添加」と謳ってはいるが、食後、惜しくも舌に不自然なヌメリを残した事も事実である。